みなさんこんにちわ!
よしたろうです!
今回のアニメ解説は「食劇のソーマ」となっております。
こちらのアニメは週刊少年ジャンプで掲載されていた料理対決系のアニメとなっており、
料理×バトルのような感じで今までにないような選択肢で見ていて新鮮感を感じました。
アニメで全てを視聴し終えての良いところ・まずまずだったところなどを記述できたらなと思います。
あらすじ
下町の定食屋「ゆきひら」では、今日も父・城一郎と息子・創真が料理対決を繰り広げていた――。中学を卒業したら実家「ゆきひら」で料理の修行をし、父を越える料理人を目指そうとしていた創真。だが突然の休業、そして父の提案により、日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」(遠月学園)の編入試験を受けることに。そこは最高峰の料理人だけを育てる、卒業到達率10%以下の超絶エリート校だった……。
話数
各期ごとの感想
1期「遠月入学〜秋の選抜編」
1期は2クール構成となっており、遠月に入学した経緯から遠月での難関と言われる料理学校での過酷な授業の風景が描かれていました。
また、料理の美味しさによって全てが決まる「食戟」というシステムも早々と説明されます。
創真に次々と降りかかる試練の数々…。また学校での寮へと滞在するようになり、その名も「極星寮」。ここで田所恵をはじめとした料理をする上での仲間たちができました。
また、同じ厨房での経験を積んでいるタクミ・アルディーニや入試験で審査役だった薙切えりななどといった人物との交流も交えながらストーリーが進んでいきます。
15話で城一郎が学校に来て創真の様子を見にきたり、
17話では一度食事所・ゆきひらに戻り有名唐揚げ店・もずやと対決をしていました。
19話以降は「秋の選抜」がスタートします。ここでの祭典が今後の料理人生を大きく左右するといっても過言ではない重要なイベントなっているようです。
ここでは極星寮の1年の仲間たちがみんなめざましい活躍をしているシーンが印象的でした。
それぞれの得意分野でそれぞれの持ち味を出した料理が次々と披露され、どれも斬新かつ食べてみたくなるようなものでした。
そして最後は秋の選抜の予選の段階が終了して、2期へと持ち越しとなりました。
この予選では、創真と葉山アキラというスパイスを得意とした男と黒木場リョウという海鮮の海賊飯のようなものを得意とした人物が頭一つ出ているという感じでしたね。
まとめてみると、1期ではまあまあちょうど良いペースで話数が進行しているなという感じでした。
1話で進むスピードもちょうど良く内容も頭に入りやすいものでした。
流石にそれぞれの出した料理で使われた材料だったり、調理工程までもは覚えていないですが、それを補うかのようなはだける演出であったり、料理の本気度であったりが面白さをキープしてくれていた印象です。
ただ料理を作って美味いってなるだけだと面白味もないですが、しっかりと弱点をカバーしているように思いました。
2期弐の皿「秋の選抜本戦編」
2期では1クールでの放送となっていました。
こちらのクールでは「秋の選抜本戦」の様子が描かれており、前回の創真、葉山、黒木場の3人を中心として料理対決が行われていました。
本戦では計8人しか出場できない(詳細はアニメで)のですが、8人とも白熱とした料理対決が行われました。
決勝戦は異例の三つ巴対決となるのですが、最後の「サンマ料理対決」のところは決勝戦に相応しい、誰が勝ってもおかしくないような熱戦でした。
創真はサンマの新鮮度を見極める技術が他2人よりも劣っていたのですが、それをカバーするために一人だけ違う行動をとっていました。
誰が優勝したのかは見てのお楽しみですね!
2期をまとめると、やはり前回よりも1クール省略されてしまっていることもあり、若干詰め詰めなんじゃないかなと思ってしまうところが数カ所あるように感じました。
特に感じたのは秋の選抜編が終わっての後に始まったスタジエールでのお話です。
スタジエールとはいわば職場見学・改のようなもので現場に行ってその現場を改善するために何か案を出して実行させるというものでした。
ここでの話が、創真と新戸緋沙子という薙切えりなの秘書役の女子の話と創真単独二回目のやつと後少し田所恵と薙切えりなの部分しか描かれておらず、他の人物のところは場所だけで具体的に何をしたのか描かれていませんでした。
原作でもそうなら残念なところだと感じました。まあ描いても面白くなるかはわからないですが…
3期餐の皿「遠月波乱・列車編」
3期は前半12話「遠月波乱編」、後半12話が「遠月列車編」となっています。
また、ここで遠月学園で十傑と呼ばれる学生の中でも極めて料理の才能がある学生の機関のことで、そのメンバー全員の顔が明らかとなります。
それは前半1話の部分で明らかとなるのですが、やはり料理の才能のオーラが満ち溢れていました。創真の目的として遠月学園でテッペンをとると大きなものがあるのですが、3期でその様子が描かれるのかと思いきや、 ここでは遠月学園自体に危機が訪れるというストーリー構成でした。
創真が月饗祭と呼ばれる学園祭のようなもので、十傑・第八席の久我飯店(中華)で挑んでいてその勝負になんとか勝ったというところで話が終わると思いきや、そのイベントの終盤に薙切えりなの父・薙切薊が姿を現し、学園そのものを改革しようと企んでいました。
その反旗に、十傑の半数が同意を示し、月饗祭が終わった頃には学園そのものも薊政権に堕ちてしまいました。
その政権に不満を持った極星寮の学生らは、薊政権から元の状態に戻そうと立ち上がります。
創真を筆頭に立ち上がるのですが、その料理対決の様子が後半12話の遠月列車編として描かれていました。
個人的には3期の22話〜4期の12話がこのアニメでの一番の盛り上がりどころだと感じており、内容も面白いものとなっていました。
次々と料理に対する工夫が積まれており、創真の料理に対して成長する姿が見られました。
創真の長所は、定食屋というB級の味であっても、失敗すること・負けることを恐れずに知識として経験に変えることであり、成長につなげるところだと城一郎も話していました。
しかし、やはりジャンルが料理ということがあり、若干食べるところでの驚きのシーンや対決している姿がワンパターンなような気がしました。
その部分をなんとかしようと、ヒロインをはだけさせてエロの工夫などを凝らしていたのですが、正直見飽きる人もいるんじゃないかなと感じました。
料理が好きで料理を勉強したいという人には漫画で学ぶことができるので良いかもしれないですが、献立自体に興味はなく漫画の白熱した部分だけを楽しみたいという方には少しマンネリ化が進むかもしれません。
4期神の皿「遠月奪還、十傑対決編」
1クール12話構成となっており、遠月列車編のクライマックスの部分となっています。
創真が現十傑の席を置く次々の料理猛者たちを倒してく姿が描かれています。
結果がどうなるかはそうならないと話が進まないから結局こうなるんだろうなと予想がついてしまいますが、勝利するまでの料理の過程が白熱していて面白いので見応えは多少ありました。
また、ここでは主に創真・薙切えりな・田所恵・タクミ・アルディーニteamが戦っていて、他の一年は応援団として見ている状態でした。そうならざるを得ない状況が作られてしまうのですが!
最終的には現十傑第一席・司 瑛士と創真が直接対決をすることとなるのですが、とても盛り上がっていました。
また、料理対決というものなので、殴り合うわけではないので通常のバトルアニメとは違った目線で楽しむこともできるかもしれません。
悪い部分を挙げるとすると、料理の専門用語が実食シーンで色々と出てくるのでしっかりと聞いていないとどういう経緯で料理を作り勝利へと導けたのかがわからなくなってしまうところですかね…。
5期豪の皿「THE・BLUE編」
5期では無事遠月波乱の3期4期を終え、3年生が卒業して創真らが2年になっての出来事が描かれています。
ここで新たな敵で、元城一郎の弟子の存在であった朝陽が学園に潜り込み、BLUEで創真と対決をします。
学園で模擬の料理対決をしたときは創真は大敗を喫しました。
その状態を打破するため、創真の持ち前のとりあえずなんでも試してみるという時間をかけて料理と向き合うという精神で努力をし、BLUEの地で対決をしました(11話〜)
そして、ここではその出来事とともに創真とえりなの関係の深まりについても若干描かれています。
最終話ではえりなが創真に好意を抱いていて、創真が料理を振る舞うというシーンで終わるのですが、お互いがこの先どうなるのか進展を待つのような展開で終了しました。
恋愛はメインではなかったのであれですが、大人になってどうなったかといった未来のシーンも欲しかったところです。
あと、やはりこのアニメの山場が3期後半と4期だったので、それを見終えてからの5期だと若干白熱さが欠けて見えました。
どう転んでも料理対決で決着をつけるというような展開がお決まりのパターンなので、創真以外の主人公以外の料理対決はどっちが勝つかわからないので見応えがありますが、
主人公が対決するとなった時は、勝たないとこの先の学園の明暗が分かれるというようなのが付き纏うので、どっちが勝つんだろうという部分での面白さは掠れてしまっていました。
個人的にはこの5期の話を3期・4期の話の前に持ってきていれば、最後のフィナーレが一番面白くて気持ち良い状態で終えることができたのではないかなと思います。
まとめ
長々と話の展開や個人の感想を書いて来ましたが、食戟のソーマをアニメだけでまとめると、
「面白いけどマンネリ」
という感じになります。
原作者自体もわかっているとは思うのですが、やはり料理というジャンルなのでどうしても食すシーンだったり、料理対決のシーンだったりがワンパターン化してしまっていると思います。
また、特に3、4、5期では重要なところだけを切り取ってアニメとして作品にしたような感じでどうやってその経緯になったのかが大きく端折られていたり、話のスピードが速く感じたりしました。
決められた話数で仕上げるのは困難であり、アニメ上では全てをフルに楽しむことができないことが多いのですが、どうしても視聴者側としては感じてしまう部分ではありました。
ジャンプなので多少の面白さはキープされていますが、飽きてしまったら見るのを中断して、原作を読む方向に変えたら良い作品かなと考えました。
以上で今回のアニメ解説記事を終了します!
最後まで熟読ありがとうございました。